2014/01/27

誰も知らない

あけましておめでとう
誕生日おめでとう俺



↑これは渋谷UnderDeerLoungeの阿部ちゃんが誕生日にくれたパスタです
その奥で働いてるのは多田さんです


お久しぶりです
誰も知らない僕の夜明けが来たのは数日前
正確に言うと25日ぐらいでしょう

30歳になった私、JASKNIFE(ジャスナイフ)です

ガラケーからiPhone5sというヤツになってから
恐らく一度もブログを書いてませんでした

持ってるモノ一つで習慣が変わるというのはこの事です(言い訳

2013年CHATTER BOXは様々な新しい試みを取り入れ、実験的ではあったものの
確実に次のステップへ乗りました

次のステップって何?今まではどのステップ?
というのが正しいリアクションでしょう
それで正解です

ノーバディーノーズ
しかし、誰かしら私を見てどの程度か判断なさってることでしょう

レベルで言うと、僕は今Lv.7ぐらいです


『It's All Lie!?』と『GOOD BYE TEQUILA』という二つのワンマンショーを興行


2013-14のカウントダウン直後のライブで2013を締めくくった


ルックバックはさておき
今年は新しい作品を皆様のお手元にお届けする事を第一の目的に活動していきます

今までとは違った作品の作り方、及びその完成度を以てして
皆様と共に新しい感動を共有したいと思っております


皆様の想像よりほんの少しだけスゴい事を約束します




さて、
去年の暮れ頃から今日までにかけて
良い音楽をインプットしております

ザッと並べるとこんな具合です






















上から
JAY-Z / Magna Carta… Holy Grail
Mos Def / Black on Both Sides
Frank Ocean / Channel Orange
Robin Thicke / Blurred Lines
Kanye West / Yeezus
Will I Am / #WILLPOWER
PITBULL / GLOBAL WARMING
EMINEM / Marshall Mathers LP2

どれも面白いアルバムばかり
個人的な好みの問題で蟹江とウィリアムはあまり何度も聴けてないですが
どれも秀逸な作品ばかり


新譜じゃないのはモスデフとフランクオーシャン
フランクのChannel Orangeは流通で考えればまだまだ新譜だが日本に流れて来てるアルバムは僕の聴きたかったフランクでは無いのが惜しい

モスデフは昨年のジェイZに続きマストアイテムシリーズです
このアルバムはそれはそれは素晴らしかった
コモンやプロカッションズ、プロバイダーズ、CCR、ファーサイドなどジャズヒップホップ系、ルーツやナズ辺りをひっくるめてもトップクラス

と、思うのは今日まで聴いていなかったからかもしれない
トラックもスタイルも言ってる事も聞き覚えのあるモノ
でも、これってきっとコイツのもんだろう
聴いたらすぐにわかった
レゲエにイメージされやすい彼がこのアルバムで提示したかったのは正にヒップホップである事だろう
まんまとドストライクだった

ジェイZやロビンシックは好きな作品だったが
ジェイZのそれは職人芸過ぎてだいぶマニアックだマニアックなポピュリズムってヤツ
ヒップホップかどうか?という論点に関して言えばもはや意識させてすらない

蟹江は少しコンプレックスさえ感じるものの、蟹江の新譜もそうだ

ウィリアムもそう、どっちかというとウィルのはヒップホップだと思われないようにアプローチしてると感じた

ロビンシックはそもそもヒップホップじゃないが
このアルバムはもしかしたらのファレルの再来
にはならずではあるもののセクシーでスタイリッシュだった
ギターリフやソロの使い方なんかはチープさが天下一品だった
好きな作品だった

フランクオーシャンに関しては
ヒップホップすら感じたというべきか、まるでディアンジェロのヴードゥーのような衝撃的なバランスセンス
アンニュイで斜に構えてひねくれて屈折して湾曲した淡くかすんだ美しい世界
ディアンジェロの方が馬鹿な分、Dの方が入りやすいか

そしてエミネムのマーシャルマザーズLP2
2とは正に1の続きである
1はあの有名なアルバムだ
StanやThe Real Slim Shadyの入ったドレーやスヌープも参加したアルバムである

これの衝撃は凄まじかった
余談だが、これに感化された僕のファーストステージネームは
皮肉の意味を込め、ラッパー同士実力を競い合い、リアルだウォナビーだ言ってる様な風潮だったのに対し
そもそも全員知ったかぶりのモノマネ野郎共、というメッセージを込めてSTANと名乗ってた

エミネムの当時のインタビューを読んだのをハッキリ覚えてるが
確かにあの当時、エミネムは『Marshall Mathers 2をいつか作る』と言ってた
あれから14年、エミネムのマーシャルマザーズ2
これはこれは良いアルバム
悪趣味で、汚い言葉とキチガイじみた意味不明なセリフ
そして、自分がヒップホップだと主張する
他はカスだと、聴くに値しないと、
このご時世にも堂々と言っておいでだ

このブラックユーモアのバランスは相変わらず感心する
俺達の皮肉や切っ先によく似てる



最後に、ピットブルの新譜 いや、ベストアルバムについて


全曲スッカラカンのトラックとほぼ同じような中身の無い内容のラップの繰り返しだったが、明らかにワザとである
(ジェニファーロペスとの曲だけはなんかちょっとカッコ良い風になっちゃってる)

そもそもライブ映像で見る所のピットブルはほぼ口パクで『やれてない』ライブパフォーマンス
しかもその作品達は上記の誰の作品達よりも見事に芸が無い


でも、スゲェ好きな曲が2曲あった




俺達が近い将来、どれぐらいスキルフルで成り立った音楽家であるかはわからないが
それに向けてきっと努力を惜しまないだろう

その結果がどうであれ、馬鹿明るくて楽しい俺達でいたい


それもテクニックなら
ピットブルはその点に関して誰よりも実力が高かった
だからってワケじゃないけど
今年の重要なメモとサインを載せておきます





















そんなこんなできっと3月には人前に出て行く事になると思います
今年も1年、どうかよろしくお願いします