2012/11/24

Rap it up

JASKNIFEです
今は深夜二時のキイロ

日本語RAPという方法について

今年のニトロ活動休止はやはりネガティブな出来事であった
今年の我々のワンマンが行われなかった理由と似ているが
日本語RAPを不良として遂げるには先に通過しなければならない事項が幾つかある

先ずは需要を生む事だ
そして期待を裏切って圧倒的に(ジャンルの中で)売れなければならない
そうすると初めて不良として世の中に受け入れて貰えるのだろう
ZEEBRAやTWIGY、DABO、RHYME STERぐらいしか到達出来てない
敢えて悪い例を挙げるなら
SPHERE of INFLUENCE、SUIKEN、THE BLUE HERB、YOU THE ROCKだろう
例外にはBUDDHA BRANDやK DUB SHINE
グレイゾーンにはラッパ我リヤ、餓鬼RANGER、GAGLEがあてはまる
般若とOZROSAURUSはどこに入れるか迷ったがここではグレイゾーンにしておく

(ちなみに、この場ではスチャダラパーは金字塔であり、SHAKKA ZOMBIEはポジティブな引退者と考える)

オーバーグラウンドではRIP SLYMEが成功者で
KICK THE CAN CREWは未だ藻掻いてると言える
SPONTANIA(HI-TIMEZ)は不成功だろう

そして
DJ HASEBEやMURO、DJ KRUSHを見て分かるように
HIP HOPとして機能する際に必要なRAPとの接着が甘い事や
(どちらかというとRAP側の問題を引きずる形で)
確率性の曖昧さが祟って前線から名前が消えてしまっている

生バンドHIPHOPもまたこれを繰り返すのか怪しいラインにある

ここまでの例をまとめると
認知度から生まれる需要の独り歩きが起きるかそうでないかで説明出来るのではないだろうか

つまり、やはりこのジャンルを完遂するには不良でなければならないのではないだろうか


CD自体の売れ行きの低下すら大問題なのに
それでも現場に足を運ばせなきゃならないのだから
尚更日本語RAPなんかはプロモーションとマーケティングが破綻してしまっている
見え透いた結論だが、『日本語RAP』というフレーズではブランディング出来ないのだ

プレイヤー同士がお互いを支え合うライブハウスやクラブで起きている現象が正にそのままジャンル自体に起きている


アートという概念に食い込む事自体難しいRAPという方法には
テクニックや基礎体力が少な過ぎるのだ、これではテンプレートすら作れない


ってことは未だ前人未踏のジャンルじゃないか

そう、これからまだまだ進化出来る余裕が溢れ返っている
その先に道は無いからお先真っ暗なのではなく
日本語RAPとして日本にHIPHOPを普及へ導く道を切り開く事が出来るのだ

と考えれば未来は明るい
それにしては走者の多いトラックだ


PLAYERS DEILIGHT
これは正に夜明けを待つ戦士達の集う未知の可能性に富んだ遊びなのだ

このラインを越えたのなら音楽自体にすら革命を起こせるかもしれない



とかブツブツ呟く真夜中の独り言
最近の現場で聴いた日本語RAPの中で目を引いたのはダボぐらいしか思い出せないなぁ
とか思って色々呟いたが所詮は真夜中の独り言だから気にしないでおくれ

おやすみなさい